HIDランプが発光する仕組み
ディスチャージヘッドライト(HID)は、従来のハロゲンランプに比べて明るくて、消費電力を抑え、寿命が長いという特徴を持っています。しかし、白熱電球だけのハロゲンランプに比べて、様々な装置が必要になります。そこでHIDランプが発光する仕組みについて、ご紹介いたします。
ハロゲンランプとの発光の違い
ハロゲンランプは電球をソケットに差し込んでバッテリーに接続し、電球内部にある細い金属線(フィラメント)に通電することで発光します。一般の白熱電球に比べハロゲンガスなどが封入されているため、高温で白熱します。
HIDランプは電球(バルブ)を、ソケット(バーナー)に差し込みます。HID本体をバーナーということもあります。バーナーには色温度(ケルビン)があります。またLED電球のように、とても明るいバーナーを、高ルーメンバーナーといいます。HIDバーナーは通電ではなく、放電することで発光します。そのため高電圧と点火装置が必要になります。
HIDランプにはバッテリーの直流電流を交流に変換する安定器のバラストと、数万ボルトにまで昇圧するイグナイターが不可欠です。最近はイグナイターもバラストに組み込まれているので、バーナーとバラストだけでHIDランプが発光できます。
バラストのワット数について
ディスチャージヘッドライトの心臓部分に当たるバラストは、様々なワット数を持っています。
例えば30、35、50、60、75Wなどが挙げられます。ワット数が上がれば出力も高くなるので、光が強く明るくなります。ヘッドライトの形状が丸いプロジェクタータイプは、暗くなりがちなのでワット数の高いバラストやバーナーを使ってみてはいかがでしょうか。
バルブとライトについて
HIDランプが問題なく発光するために、バルブ適合形状を調べる必要があります。バルブの規格形状は数多く、国産車だけでも10種類以上あります。ハロゲンからHIDにランプを切り替える場合は、車検証に記載されている年式や形式をチェックしましょう。またヘッドライトとHIDランプの相性もあります。ディスチャージヘッドライトを検討されている方は、修理工場や専門店に相談することをおすすめします。
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